経験と実績にもとづいたM&Aで最適な事業承継をご提案いたします

ご成約事例Ⅱ

売り手C医師(50代) 買い手D医師(30代)
事業形態 医療法人(旧法)・内科・無床診療 内科(勤務医)
M&Aの理由 後継者不在
早期リタイアをして海外でのセカンドライフを希望
借入れが少なく、安定した開業がしたい
譲渡価格 4000万円
スキーム 強気の価格設定を相場近くに引き下げる

マッチング後の引継ぎをスピーディーに行なう

リスクの洗い出しと予防の対策
固定資産、従業員、患者を承継

実質2ヶ月間での引き継ぎ

クリニックが入っているビルの管理会社と賃貸契約締結

事例Ⅱ解説

C医師はかねてより診療所経営は、早めにリタイアして家族と海外移住をしたいと考えていました。先代である親の希望で承継はしたものの、実際の経営は思ったよりも大変で精神的にも肉体的にも疲労はピークに達していました。
自身が50代という年齢であり、後継ぎの子が育つまでも時間がかかることは明白であり、第三者へのM&Aを検討し始めました。M&Aを進めた当初、C医師はクリニックの譲渡価格を相場の2倍近い値段で設定しておりました。しかしその価格がネックとなってなかなかマッチングできませんでした。結局、価格を下げて相場にかなり近づけ、2年あまりかかって承継先のD医師と巡り合いました。
D医師はまだ30代で小さな子供が2人いることもあり、開業するにしても大きなリスクは避けたい立場でした。そこで最初に借入れが少なくて済み、比較的安定して開業できる方法としてM&Aを希望していました。このクリニックは人口増加が横ばいの地方都市の駅前にあるビルの1階にあり、集患の大幅な増加は見込めない代わりに、一定数の患者数は保障されています。
またC医師が内装やインテリアにこだわり、おしゃれな雰囲気のクリニックに仕上げてあったので、その点も気に入った理由のひとつでした。
一刻も早く経営から手を引いてしまいたいC医師と、30代で若くやる気も旺盛なD医師との間で両者の利害関係が一致し、承継へ向けての話し合いはスピーディーに進みました。通常は1年ほどかけて行なう引継ぎも、半年足らずで済みました。2人が一緒に診療をしたのは2ヶ月ほどだったでしょうか。患者や従業員の引継ぎも駆け足で行なわれました。
承継後、サービスを充実させていき、従来よりも患者数が増え、収益も上向きになりました。

【ポイント】

  1. マッチング後、実質2ヶ月ほどでスピーディーに引き継ぎできた。
  2. 税務、労務、法務などの専門家が事前にリスクを洗い出し、対策をすることができたため弊害を防止することができた。
  3. D医師は初期投資を抑え、安定した開業をすることができた。
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